Castleの自己中な性格は、いわゆる”自営業(作家:自分一人の才能と努力だけで生きて行く)”がかなり影響しているのは分かるけど、どうしてBeckettに「余計なお世話だ」と言われる程かかわろうとするのか?だね。
愛しているから・・・と言う理由以上のモノがあるようにどうしても思える。
まぁ、ちょっとキザな台詞だけど「君の過去と結婚する訳じゃない」ってなことを言えるCastleのはずだし、Season 1 Episode 1 でStorm Fallの出版パーティーへやって来たBeckettに初めて会った時にAlexisから「Tat's New!」と言われたように予期せぬ展開(作者自身がワクワクする)を望むならBeckettの全部を知らなくても結婚でも何でも出来る(笑)
BeckettとAlexisへの対応が何気に違うようで、根っこは同じなんじゃないか?って思えるSceneがSeason 3 Episode 11 Nikki Heat と Episode 13 Knockdown に出て来る。
[ S 3 Episode 11 Nikki Heat ]
事件現場へ役作りの為にやって来たNatalie Rhodes へ”自分がNikki Heatの作者だ”とわざわざ言っているのに反応しないRhodes に
” I am your creator.”とCastleが言うScene。
[ S 3 Episode 13 Knockdown ]
John RaglanがBeckettとCastleに母親の刺殺事件を語ろうとして狙撃された後、家に帰ったCastleにMarthaが意見をするScene。
Quotesまぁ、Castleは「本の為だけじゃない」みたいなこと言ってるけど、其処は母親であるMarthaが言おうとしているのが作家の性(サガ)と言うか、登場人物の性格付けや様々な要素を作家は全て自分のコントロール下に置いているのは当然だけど現実の世界ではそうは行かない、ってことだよね。
Martha (to Castle) : You have gotten through most of your life on witt and charm and no small amount of talent but that is the real world out there. And you can’t charm your way out of a bullet.
Castle: You think I should quit?
Martha: I think you should be honest with yourself about why you are doing this. You have written twenty-two novels before you met her and you didn't need to spend every day at a police station in order to finish them.
Castle: Its not about the books anymore.
つまり、作家は
- 全ての登場人物の全てを分かっている。
- 性別、年齢、誕生日、出生場所(病院名、etc.etc.)、家族構成、趣味、嗜好、特技、長所、短所、学歴、職業、年収、取引銀行・・・・・more etc.etc.
- 全ての出来事の起承転結を把握している上に場合によっては書き直すことが出来る。
Fictionの世界と現実の世界の違いはBeckettとの間でも何度も話題になるんだけど、問題なのはCastleは
”自分が知らないことに対する居心地の悪さ、気持ちの悪さ”を解消したい。
という思いがどうしても優先されてしまっていることだよね。
その作家としての習性の為にCastleはBecketからすると「必要以上に知りたがる」し「人の人生をコントロールしたがっている」ように感じてしまう。
Season 4 と Season 5 の最終話(Episode 23、Episode 24)でも原因は違っても口喧嘩の結末はどちらも同じになっている(苦笑)
Alexisに対しても同様で、Castleは「実の父親」を知らないし当然父親と暮らしたことも無いから、父親がどういうものなのかも知らない。
一見、過保護、過干渉に放任主義的に見えるCastleの行動も”Creator”としての習性とCool Dadとしてのバランスの悪さから来ているんじゃないのかなぁ?
Beckettに対してはもう少しヤヤコシイ感情だよね。
愛しているから詮索したい・・・てのとは違うからね。多分、彼にとってはBeckettにとってBest Partnerになる為には自分が全てをしっていなくてはならない・・・ってな作家としての習性とCastleのOTAKU志向と初めて感じる”愛情”というEmotionを実は自分でも持て余しているってのが正直な所かもね・・・・
それと、Season 6 Episode 4 で更にその辺りが分かるSceneが出て来るけど、それは「環境の違い=文化の違い」ってことでもあるんだ。
to be Continue
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