BeckettのPersonarityを考える時に恋愛観(結婚観)等のPrivateな要素よりも”仕事観”を優先させた方が良さそうなんですよね。
前のPostで書いたようにCastleは”個人の資質で生きて来た”のとは対照的にBeckettは”組織の中で生きて来た”、この違いは相当に大きいと思うんだよね。
極端なことを言うとCastleが「秘密をバラス!」的なBlack-mail(恐喝)を受けても、それで職を失ったりする訳じゃない(Alexisが誘拐されたEpisodeでもそれが原因で恐喝されていない)。
ところが、どんなに役職が上がろうが”組織に雇われている立場の人間”は失職することを一番恐れる(生活の基盤、面子etc.etc.を失っちゃうんだから・・・)
ましてや、Beckettは「刑事という公務員(地方公務員:良く、治安機関を法執行機関とか訳してるけど、公務員:役所:ってのは立法機関である議会:政治家:が作った法律を執行する役割が職責だから、警察以外の役所も法執行機関なんだよね:笑)」な訳で、これは世界中何処でも(民主主義国家は)同じだと思うんだけど法律に明記されている事しか出来ない。
公務員を”永久就職先”だなんて思ったら実はとんでもない話で、毎年、議会がその役所の年間予算を承認しない限り仕事も出来なきゃ給料も出ない(実際、今:2014年度の予算が議会承認を得られない為にアメリカ政府の行政機関が閉鎖されているでしょ、日本でも実態は同じなんだけどね)。
予算ってのは早い話が全て”国民が納めた税金”だから、公務員の活動には様々な制約が課されるのは当然だし、国民が選んだ訳じゃないから(自ら志願した仕事)当然、給与も安い割には捜査権や逮捕権等の国民の自由な生活を制約出来る”大きな権限”を行使することが出来る。
(勝手に出来る訳じゃないんだけど、Court Order等の諸手続きが正当な理由で成された上でってこと)
つまり、Beckett達はCastleのように規則や法律なんかをすっ飛ばした「突飛な推測」なんて出来ない環境で仕事をして来た訳だから”Concrete evidence(堅牢な証拠)”と言う「Fact(事実)」をかき集めて犯人に辿り着こうとする訳だね。
(そのFactが時としてTruth:真実:では無いから浮かび上がる容疑者を片っ端から連行して事情聴取するし、3XKにはその手法を逆手に取られる)
だから、Beckettが求める母親の刺殺事件の”真実”と組織の”事実”とは違ってしまうことになるんだ。
(公共の福祉と個人の幸せは必ずしも一致しないし、場合によっては個人の幸せは公共の福祉とは相反する場合がある・・・その代表例が「犯罪」・・・なんだけどね)
Beckettは役所が従わなければならない法律(規則)通りに考え、行動することを求められるから、Castleの書く小説のFanでもあるんだと思うけどね(笑)。
それにそうした行動様式は保守的とか言う表現には当てはまらない、なぜなら自分達の職責が法律の執行なんだから、その法執行官が革新的だったら、何の為の法律なのか?ってことになっちゃう。
彼女がNYPDで初の最年少での殺人課刑事に昇進したってことは行政官として非常に優秀だったって証拠だから、当然、Castleの型破りで横断型の考えや行動には違和感を覚えるのは当然だろうねぇ・・・・(チャライ不良中年だね、ただの、アハハハ)
そうなるとBeckettは優柔不断なのか?ってことになるけど、これも通常、公務員には”自ら考えて決断する”ことは求められない、なぜなら、法律が全ての言動の根拠になっているのだから自ら考えて行動するってことは即「法律を無視したor法律違反」ってことになってしまう。
さて、Season 6 では地方公務員から国家公務員でもある”Federal Agent”になったBeckettなんだけど・・・・
to be Continue
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿